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続かんぽの宿問題

日経新聞などによるとかんぽの宿のオリックスへの譲渡が白紙撤回されたとか。過去の報道によればかんぽの宿の土地取得、建築コスト2400億円にたいして、オリックスへの売却額109億円というのが「安すぎ」だというのがもともとの経緯でした。その後入札が公正だったかどうかなどと論点が別の方向へ行きました。
かんぽの宿70施設を「不動産」の売却と考えている鳩山さんと、日本郵政側は事業の売却と考えていることがそもそも議論がかみ合わない原因だと同新聞は書いています。

総務省は19年秋に郵政公社から日本郵政に資産を引き継いだ際、「簿価」126億円を了承していたのです。私は1/30のブログでこの簿価は当時の時価だったと思われると書きました。
時価には違いがないのでしょうが、一般の認識とは違う時価であった可能性があります。

不動産の時価というと、路線価や近隣の取引相場だったりするのが分かりやすい考え方です。一方で、不動産の評価をする際に「収益還元価値」という考えもあります。分かりやすく大雑把に言いますと、この不動産が現在どのくらいの収入を上げていてるので、その収益を時価に還元して算定するという方法です。この方法ですと、運営が赤字計上の施設などは、近隣の取引相場などの「時価」よりも低く評価されてしまうこともありえます。

19年の引継ぎの時価はそれによる評価だったかもしれません。しかしいずれにせよ総務省は時価126億円を「了承」したのです。しかも民営化に際し5年以内の売却か廃止が義務付けられた上、従業員もクビに出来ないという足かせも付けられたのです。

日本郵政からすれば事業の譲渡と考えてオリックスに営業を委ねようとしたのは理解できるのです。
感情的には仮にオリックスに譲渡されれば、民間ですから不採算な施設・従業員ははどんどん閉鎖・解雇して、場合によっては不動産として買値よりも高く売却することもあるでしょう。それは許されないという思いはあります。だからこそ、「足かせ」など付けずに引き継げば不動産としての譲渡と日本郵政側は考えられただろうに・・と思うのです。

売却は少なくとも1年は延びるようです。その間の運営費の50億円規模の赤字は日本郵政が負うことになります。1年後に109億+50億で売れるとはとても思えないのですが・・

今回は総務省の一人相撲のように思ってしまうのは私だけでしょうか。

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プロフィール

minato2009

Author:minato2009
・税理士石田和彦
・昭和39年(1964年)12月14日東京都北区生まれ
・1988年3月中央大学商学部経営学科卒業
・1989~1992年1月KPMGピートマーウイック国際税務事務所
・1992~1994年7月中央クーパース&ライブランド国際税務事務所
(現PWCプライスウオーターハウスクーパース)
・1995年PWC時代の友人公認会計士3人、税理士2人で港総合事務所を共同で主宰
・1999年5月同事務所内石田税務会計事務所を品川区大森駅近郊に移転
・趣味1 ジムでの水泳/冬場はちょっとお休みしてウオーキング
・趣味2 6月から9月までの鮎の友釣り,10月から1月までのカワハギ船でのカワハギ釣り,冬場のショウサイフグ釣りとその料理
・趣味3 クラッシックなカメラを集めていじること
・趣味4 オフロードバイクで林道ダート走行。
・酒味5 酒を飲むこと
・趣味6 ゴルフ(現在挫折闘病リハビリ中)

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