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年金型生保に2重課税認定。最高裁は個人年金保険に関する源泉徴収を2重課税を認定し、合法とした先の高裁判決を取り消したそうです。

生命保険会社の個人年金保険とは、今回の例では毎年230万円を10年間遺族に支給するというもの。
もともとは被相続人が、生存中に受ける予定で加入していたものが、被相続人死亡により相続人が以後年金を受給することとなったものです。

これに関しては、当初の相続税の計算では下記のように計算したと推定されます。
・財産の種類 「定期金に関する権利」
・財産の評価額 230万円×10年×60/100=1380万円

この金額が当初の相続税計算上の遺産として評価され、他の遺産総額との合計で、相続税が課されていた。
その後、毎年の年金年間230万円を生保から受け取る際に、25600円を源泉徴収された。

原告の言い分は、この230万の10年間分は、すでに相続税が課されているため、さらに所得税を課すのは2重課税だとするものです。定期金の評価をする際に、年金支払期間が5年超10年以下のものは上記のとおり60%で評価されるのですが、それは判決とは関係ないのでしょう。

加入時期によりますが、この230万円を10年間(総額2300万)にわたって受け取る年金保険のために、実際に生保に支払った保険料総額が半分程度の1000万程であった場合、差額1300万部分は、生保の運用益から受け取る部分となり、その部分は、所得税の源泉徴収の対象ということになるのだと思います。

今回の判決は2重課税について毅然とした判断をした最高裁を評価しますが、生保や該当者の実務上の負担を考えうると、同情せざるをえません。
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プロフィール

minato2009

Author:minato2009
・税理士石田和彦
・昭和39年(1964年)12月14日東京都北区生まれ
・1988年3月中央大学商学部経営学科卒業
・1989~1992年1月KPMGピートマーウイック国際税務事務所
・1992~1994年7月中央クーパース&ライブランド国際税務事務所
(現PWCプライスウオーターハウスクーパース)
・1995年PWC時代の友人公認会計士3人、税理士2人で港総合事務所を共同で主宰
・1999年5月同事務所内石田税務会計事務所を品川区大森駅近郊に移転
・趣味1 ジムでの水泳/冬場はちょっとお休みしてウオーキング
・趣味2 6月から9月までの鮎の友釣り,10月から1月までのカワハギ船でのカワハギ釣り,冬場のショウサイフグ釣りとその料理
・趣味3 クラッシックなカメラを集めていじること
・趣味4 オフロードバイクで林道ダート走行。
・酒味5 酒を飲むこと
・趣味6 ゴルフ(現在挫折闘病リハビリ中)

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