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震災後の影響

21日午前7時40分ごろ、愛知県一宮市南小渕毛戸の愛知西農協共同利用施設で、敷地内の地下タンクから灯油約8400リットル(約52万円相当)がなくなっているのを男性所長(52)が見つけた。
(以上毎日新聞)

ねずみ小僧という話があります。真偽は定かではありませんが、お金持ちの大名屋敷に忍び込み盗んだお金を貧しい人たちに与えていたというのが一般的に認識されているお話です。

震災後、宮城福島などの被災地での灯油などの不足は深刻化しているそうです。もしこの盗まれた灯油を被災地で持ち込んで配って回った場合、どう考えたらよいでしょうか。

・大義(被災者の救援)の為には、多少の犠牲(この場合は灯油の盗難)はやむを得ない。
・被災者の救援と、善悪をともに考えるべきではない。
・盗難は盗難であり、罰しなければならない。

問題提起しておいて何ですが、おそらく答えは簡単に出ないでしょう。近代社会に生きる我々からすれば、法を犯したものは罰する。これが最も冷静かつ優等生的な回答でしょう。あたりまえのことです。一方で、「しかしなあ・・・」という自分もいます。
いまはまさに非常事態。自分達が救援物資を輸送する能力(タンクローリーや往復のガソリンなど)はあるが、それだけの物資を入手する手立て(灯油代金)がなく、しかしどうしてもじっとしていることができず上記の行為に及んだとした場合どうでしょうか。

結論から言えば、やはり盗難は盗難なのです。よく「目的のためには手段を選ばない」などと言いますが、この場合は「手段」が決定的に違っている、論外としか言えません。
ボランティアは他人に押し付けてはいけません。この場合愛知県の農協施設に灯油の寄付を強要することになるのです。よくこの手の話をしていると、「そんな盗難したもので救援されても被災者の人たちは喜ばない」という人が出てきます。ところが、被災者の方々にしてみると、非常にありがたいもので、仮に後からその灯油が盗難されたものだとわかっても、心が痛みますが、「でもありがたかった」と思うものでしょう。そこがこういった行為をする人たちを勘違いさせてしまうのかもしれません。

いずれにしてもまだ盗難された灯油が被災地へ行くかどうかわかりませんが、仮に行った場合この事件は、その盗難をした人たち(私は複数犯だと確信していますが)の自己満足で終わることになります。しかも最終的には刑事罰は避けられません。


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プロフィール

minato2009

Author:minato2009
・税理士石田和彦
・昭和39年(1964年)12月14日東京都北区生まれ
・1988年3月中央大学商学部経営学科卒業
・1989~1992年1月KPMGピートマーウイック国際税務事務所
・1992~1994年7月中央クーパース&ライブランド国際税務事務所
(現PWCプライスウオーターハウスクーパース)
・1995年PWC時代の友人公認会計士3人、税理士2人で港総合事務所を共同で主宰
・1999年5月同事務所内石田税務会計事務所を品川区大森駅近郊に移転
・趣味1 ジムでの水泳/冬場はちょっとお休みしてウオーキング
・趣味2 6月から9月までの鮎の友釣り,10月から1月までのカワハギ船でのカワハギ釣り,冬場のショウサイフグ釣りとその料理
・趣味3 クラッシックなカメラを集めていじること
・趣味4 オフロードバイクで林道ダート走行。
・酒味5 酒を飲むこと
・趣味6 ゴルフ(現在挫折闘病リハビリ中)

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